どうも、たいちです。
3月に学生生活を終え、4月から多くの新入社員が社会人としてデビューします。
そんな毎年の新入社員の数は約60万人だと言われており、そのうちの約3分の1、つまり20万人前後は入社3年以内で離職しています。
「離職する若者は根性がない」と勝手なことをいう人がいますが、そんなことは無視してください。
ただ、この3分の1という数字は数年続いています。実際、学生時代に厳しい部活動を耐え抜いた人でも3年以内に離職していることもあり、根性がない人ばかり辞めているわけでもありません。
入社してすぐに辞めたいと思ったらこの記事に書かれていることを考えたり行動してみてください。
この記事は辞めると考える前に本当に辞めるべきなのか考えさせることが書いてあるので、迷っている方がいたらぜひ読んでもらいたいと思います。
Contents
新入社員が会社を辞めたい時期はいつ?
4月から新入社員として入社をし、いざ会社に入社してみるものの、「こんな生活を毎日しなくてはいけないのか・・・。」と不安になってしまう方が多く見られます。
ハリィくん
たいち
実際、新入社員で退職をする人はどの時期が多いのでしょう。
それは、5〜6月です。
これは、入社した4月は長期休みのあるGWまで頑張る気持ちがありますが、GWが終わってしまってから気持ちが落ちてしまう人が多いためなんですね。
そのため、GW中のリフレッシュが逆に転職について考えてしまう期間ともなっており、GW前の会社に行きたくない気持ちが後押しして5〜6月に退職してしまうというわけです。
入社して1ヶ月で辞めないための見直し方法
新入社員が仕事を辞めたいと思う理由の1位が思っていた仕事内容と違ったからです。
仕事内容は確かに想像と現実にはギャップがあります。しかし、それで辞めてしまっては次の会社でもギャップに苦しみ同じことの繰り返しです。
そんなギャップを感じて辞めたいと考える人のために、まずは『自分次第で環境を変えられる場合』について話していきたいと思います。
この自分で環境を変えられる場合は、自分の行動次第で不満を解消できるので、下で話すタイプに当てはまったらまずは自分の行動を見直してみましょう。気持ちと考え方一つで環境を変えることができます。
会社から「〜してもらう」という受け身タイプ
会社は学校とは違うとよく言われますが、まさにその通りで決定的な違いは「給料をもらう」か「お金を払うか」の違いです。
お金を払う学校であれば、あなたはお客様になりますが、会社はお金をもらう所なのでお客様ではありません。
そんな所で、自分が受けの姿勢になって「仕事を教えてもらう」「見直しをしてもらう」「連絡してもらう」などしてもらうのは当たり前と思ってはいけません。
ハリィくん
たいち
とくに研修中の立場では研修してもらうのが当たり前と思ってしまうこともあります。
先輩・上司は忙しい中で教育をしてくれてます。もし教育の時間をとってもらえていない場合は、自分から教育をしてもらえるための時間をつくる手助けをしましょう。
メンタルの弱いタイプ
今まであまり怒られているのに慣れていない人はこのタイプに当てはまります。
社会人として、まったく先輩・上司から怒られない人なんていません。仕事である以上、何かミスをしてしまいます。
そんな些細なミスのせいで怒られて、「この会社はブラックだ!」と逆ギレしてしまう人や「自分は仕事ができないんだ。」と落ち込んでしまう人が多いです。
これは優等生な人に多く、今まで怒られ慣れていないためにおこる問題です。
社会人になって怒られるのは必ずあることなので、怒られた内容は忘れてはいけませんが、気持ちは切り替えて多少開き直るくらいの気持ちが大事です。
ハリィくん
たいち
隣の芝生が青く見えるタイプ
仕事は外から見ると楽しそうでやりがいもあって、自分はこっちの仕事のほうが向いてたんじゃないかと思うこともあります。
しかしそれは、その仕事を外から見てるから綺麗な部分しか見えていないだけで実際の中身を見てみると辛いことや大変なことはたくさんあります。
ハリィくん
たいち
そんな外からしか見えてない範囲が全てだと思ってしまい、「この仕事は楽しそうだな。羨ましい。」と言った理由で転職を始めてしまう人がいます。
これは俗に言う『隣の芝生は青く見える』といったものです。
こんな考えをしている人に覚えておいてもらいたいのは、「どの仕事も辛い部分はある。」「他の仕事の良い所だけと比べではいけない。」ということです。
意識高い系タイプ
仕事に対する意識が高すぎると思っていたものと実際の仕事とのギャップで退職を考える人もいます。
例えば、
- 美容師として入社したが、しばらくはシャンプーや清掃しか仕事がなかった。
- 営業として入社したが、ひたすら得意先回りしかなかった。
- 事務とした入社したが、書類の整理をひたすらやらされる。
などがあります。
そんな雑務ばかりの仕事を行なっていて、自分はこんなところで埋もれる人間じゃない!と耐えきれず辞めてしまう人がいるんですね。
ハリィくん
たいち
雑務が嫌で辞めてしまう人は、厳しい言い方になりますが自分の行動と理想が伴ってない人が大半です。
仕事は下積み時代は誰でも雑務から行うものなので、今の雑務が不満だからといって勢いで退職しないように現実を受け止めましょう。
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これらのことを踏まえて、今一度、自分の行動を振り返って本当に自分次第で今の環境を変えることができないか考え直してください。
もし変えられるのであれば、転職よりも先に行動を変える努力をしていきましょう。
新入社員のあなたが変えられない辞めたくなる環境
自分で環境を変えられない場合はいくつかパターンがあります。
こちらは、会社の風習やルールによって決まってしまっているようなもので、自分1人が変わったところで環境を変えるのは中々難しかったりします。そしてこの変えられない環境のせいで辞めるべき理由ができることもあります。
以下の場合に当てはまるときは、転職を視野に入れたほうが良いかもしれません。そのとき、次の会社では同じような環境でないことを事前に調査するようにしましょう。
残業時間が多い
長時間の残業がある時点でブラック企業と呼べます。
ハリィくん
たいち
研修中に残業はないでしょうか。
先輩や上司は残業で潰れていませんか。
多少の残業は今のご時世仕方ないと思いますが、研修の時期から残業が多い会社は要注意です。そもそも研修の時期は残業がないのが普通なので。
ちなみに残業時間の目安としては、月に45時間の残業が続く会社は要注意です。むしろ当てはまればブラック企業に分類されるでしょう。
36協定では、「月の残業時間は45時間以内におさえましょう。」という決まりがあり、それを無視して45時間残業が定着しているようであればそれは環境が悪いです。
また、残業80時間を超えると過労死ラインと呼ばれており、命に関わる問題ともなってきます。
たいち
休日出勤が多い
こちらも上で話した内容と似ているのですが、カレンダー通りの休みがあれば年間120日前後の休日がとれます。
まさか研修中に休日出勤をしている人はいないかと思います。もししているのであればそれだけで危ない会社の予感・・・。
ちなみに、休日出勤が多いせいで求人には年間休日120日と謳ってても実際には100日前後しかない会社も存在します。年間休日が100日前後が当たり前となっている会社はブラック企業と呼べるでしょう。
また、年間休日が80日以下の会社は今すぐ転職活動をすべきです。人間関係や身体にまで影響がある前におこなってください。
ハリィくん
たいち
サービス残業がある
残業時間が少ないからといって残業代が未払いの会社もあります。俗にいうサービス残業というやつですね。
研修の時期から会社側からの強制でサービス残業があったら赤信号です。
たいち
サービス残業は本当は払われるべき残業代をごまかしているため、あなたの働いた時間が全て会社の利益となっています。
例え月20時間のサービス残業だろうが、月2万円と考えると年間24万円です。
さらにそれが例えば20人の社員となると、年間500万円近くにもなります。人数次第では年間1000万円を超えちゃいますね。
会社にやらされるサービス残業は不満がたまってストレスにもなりますし、さらに残業代はもらえません。
サービス残業が定着している会社にいる場合は転職活動を視野に入れたほうが良いでしょう。
鬱や病んでいる先輩・上司がいる
先輩や上司を見て病んでいる方はいませんか。もしかしたらそれが近い将来のあなたの姿なのかもしれません。
研修中の新入社員に「この会社は辞めたほうが良いよ。」と教えてくれる先輩もいるそうです。毎年何人かいるようですね。
ハリィくん
たいち
これが良いか悪いかはさておき、実際に言われるということは相当厳しい会社なのでしょう。
また、客観的に見て覇気のない先輩がいたら理由をさぐり、自分と置き換えてみても良いかもしれません。
先輩の覇気のない理由が分かり、自分も耐える自信がないと感じだときには長い目で見て転職を考えても良いのかもしれません。
自分の志望した業種と違う部署へ配属
元々自分は事務として募集したのに、実際は営業もやらされる。など志望していた業種と違うところへ配属されることがあります。
もしあなたが総合職として入社しているのであればこれは致し方ありません。しかし、業種を指定して入社しているのであればこれは立派な退職理由になります。
そういった会社は社員をお金を稼ぐ道具だと思ってますし、今後も会社都合で振り回されてしまう可能性があります。
第一モチベーションの維持ができませんよね。
もし違う部署へ配属された場合には上司に直接気持ちをぶつけ、それでも改善されない場合には今後のことを考えて退職を検討しても良いでしょう。
たいち
新入社員におすすめの転職サイト
新入社員の方がもし退職を検討された場合はまずは何をやったら良いのか分からなくなってしまうかと思います。
そんな時間の無駄を省くために転職サイトを利用することがとても重要になってきます。
転職サイトは間違いなくリクナビNEXTがおすすめです。
大手なので信頼性はもちろんのこと、求人数も転職成功率もトップクラスなので満足いくでしょう。
リクナビNEXTをもっと知りたい方はこちらの記事もどうぞ。
まとめ
新入社員は仕事の裏側をイメージしにくいので理想と現実にギャップがあります。
しかし、そこで辞めてしまったは同じことの繰り返しです。ただ、本当に会社がブラックであれば正直続けていてもいつか辞めるだけなので転職について考えるのも大事です。
ハリィくん
たいち
その見分け方が「自分で環境を変えることができるのか」と「自分で環境を変えることができないのか」です。
ただ、できることなら1年は働かないと会社のイメージは分かりづらいと思いますので、可能であればもう1年は働いて会社をよく知ることが大事になります。
それでも耐えられなかった場合のみ、転職活動を視野に入れることにしていきましょう。環境は変えられないけど思考は変えられます。