どうもたいちです。
就職活動での自己PRと聞くと、多くの方が最も時間を使い、最も書くのが難しいと思われる項目ではないでしょうか。
確かに「今まで自分の長所など考えた方もない」という方は多いですし、僕も頭をずっと抱えて自己PRには苦戦しました。(笑)
しかし、自己PRは人事の方に「この人にぜひ会ってみたい!」「この人を採用したい!」と思ってもらう大事な部分です。
そんな難しい自己PRはどうやって書いたら良いのかを紹介していきたいと思います。
Contents
自己PRがうまく書けない理由
自己PRを作成するということは何故難しいのでしょうか。
自己PRを難しく考えてしまう要因をまず抑えて、自己PRを書けない理由を理解すれば自己PRは書けるようになっていきます。
ハリィくん
たいち
まずは多くの人が書けない原因となってしまう理由から見ていきましょう。
1.インパクトがあるものばかりにこだわらない
自己PRってネットにあるものや本に載っているもの、そして他の人の自己PRってインパクトがあるような気がするんですよね。「ボランティア活動してました。」とか「海外留学してました。」とか。
実際に僕も、周りの自己PRのレベルの高さに「太刀打ちできるわけない・・・。」とばかり考えていました。
しかし、その考えは間違っています。
人事が見たいのはその人の人柄
人事が見たのって、その自己PRでやったことの珍しさじゃないんですよね。
例えば、
- コンビニエンスストアのアルバイトでアイディアを出してそれを実行して売上を1.5倍に上げた。
- カンボジアのボランティアに行ってカンボジアの人たちを笑顔にしてきました。
なんていう自己PRがあったら、どっちを採用しますかってことです。
その会社の職種などにもよりますが、実は1番のコンビニエンスストアの自己PRはかなり注目されます。
実際、行動のインパクトとしてはカンボジアに行ったほうがあるかもしれませんが、人柄と熱意は1番の方が人事に伝わるからです。
ハリィくん
たいち
起こした行動の珍しさなんて人事からそこまで大きな問題ではありません。
起こした珍しさよりも、主体的に何をやってどういう結果になったのかを人事の方は重要視しています。
2.過去の活躍した経験を箇条書きする
自己PRで、そもそも自分の特徴が書けないという方は、まずは自分のやったことを箇条書きで書くようにしましょう。
別に特別凄い実績があるものを出すというわけでなく、「頑張って取り組んだこと」「真剣に打ち込んだこと」を思いつくだけ箇条書きするのです。
「頑張ったけどただの趣味だから・・・。」と書かないではなく、思いつくだけ全てを紙やノートに殴り書きましょう。
ハリィくん
たいち
そして、思いついた自分の行動を、「何故その行動をしたのか。」また「その行動を起こした時にあなたはどう思ったのか。」など更に深くまで掘り下げていきましょう。
特に、主体的に動いたことをうまく掘り下げられればそれだけであなたの長所と結びつくはずです。
良い自己PRを書くためのコツと考え方
自己PRが書けない原因を探ったら、次は自己PRを書くための考え方を見ていきましょう。
ハリィくん
たいち
きちんと実践してきちんと学べば、企業に自分という人間をちゃんと分かってもらえるはずです。
自分自身を商品と見立てて顧客(企業)に売り込む
自己PRというのは簡単に言うと、『自分が「商品」だったとして、「顧客(入社したい会社)」に自分のどこを見て買ってもらいたいかを考え、それを顧客に伝える』ということです。
例えばあなたが、中古車を買いに行ったとします。
店には多くの車があり、「この車に乗りたいとかはないけど、年式は新しく、燃費の良い維持が楽な軽自動車に乗りたいなー」と、購入を決めるポイントがあると思います。
するとあなたはカーショップにある車の中から、「年式」「燃費」「軽自動車」という項目に着目して購入しますよね?
ハリィくん
たいち
この「年式」「燃費」「軽自動車」という項目が、中古車からしてみればあなたへの「自己PR」ポイントです。これをあなたと企業に置き換えて考えてみると非常に自己PRが書きやすくなります。
多くの採用候補者の中からあなたが選ばれるためには、「自分の職務経験・実績」の中で、企業にどの部分をアピールすれば良いかと考えるのが自己PRの重要なポイントになります。
企業が求める人材とマッチする点を探す
企業には求める人材というものがあるので、しっかりチェックしましょう。
たいち
「新しいことに積極的にチャレンジする方」を求めている場合は、これまでの職務経験で試みた内容を自己PRに盛り込むことが重要です。
例えば、メーカー勤務だったとして、これまでに自社になかった技術を協力会社をイチから探して立ち上げた、という実績があればそれは、「新しいことに積極的にチャレンジする方」を求める企業にとっては非常に重要なPRポイントになります。
しかもこのPRポイントであれば、企業からは自分だけではなく、他の多くの人を巻き込んで新しいことにトライ出来る人材と捉えることが出来ます。これに付随して、具体的に売上がどの程度上がった等の情報をできれば数字で加えるとより良いPRになります。
結論を先に書く
人事の方は、毎日何人という方の履歴書やエントリーシートの自己PRを読んでいます。
そのため、頭にスッと入ってくる書き方でないと、せっかく良いことが書いてあっても「何が言いたいのか分からん。」となってしまうわけです。
出だしから、「私は忍耐力に自信があります。」のように、何を言いたいのかを最初から書けば、その次に説明や理由がくるのだな、と分かります。
ハリィくん
たいち
まず最初の1文は伝えたいことをバシッと書き始めるようにしましょう。
エージェントの方に見てもらう
自分で作成したものだけあって、相手がどういった印象でとらえるかは中々見えづらいという所があります。
そこで、転職エージェントの方に添削という形で自己PRを見てもらうことがオススメです。提出してみて1発でOKなんてことにはならないですし、自己PRを通して面接で話す内容のアドバイスももらえたりします。
数ある転職エージェントの中でもリクルートエージェントがおすすめです。
ハリィくん
たいち
エージェントさんに徹底的にサポートしてもらって、満足のいく自己PRを作成しましょう!!
ダメな自己PRとは?
折角の自己PRも自分自身の長所やエピソードが、的確に相手に伝わらなくてはあまり意味がありません。
自己PRでNGとされるポイントを以下でご紹介します。
内容が具体的ではない
例えば「自分は非常に明るく、どんなことでも簡単には諦めません」というPRをしたとしても、企業側には、あなたを採用したらどのように長所を業務で活かしてくれるのかが全く伝わっていません。これでは折角のあなたの明るさ・粘り強さが相手には非常に伝わり辛いです。
ポイントは、先程もお伝えしましたが数字を使うと具体的に伝わりやすくなるということです。
書き終わってもう一度自分の書いた内容を見返し、具体的でなければ肉付けを行って、より相手に伝わりやすい内容に書き直しましょう。
ハリィくん
たいち
採用する企業にとって不必要なポイントもPRする
企業は「〇〇という経験がある人が欲しい!」と言っているのに、こんなことも出来ます!あれも出来ます!こんな経験もあります!と、相手が求めていない情報まで余計にPRしてしまうと、最も伝えたいことが伝わり辛くなり、あなたの良さを十分に伝えることは出来ません。
アピールしたい部分を全て伝えたい気持ちも分かりますが、その企業が何を求めているのかをちゃんと解釈して、焦点を絞ってアピールしていくようにしてください。
自己PRの見本例
では、上記を含めて自己PRの見本例を紹介したいと思います。
丸写しは駄目ですが、文脈や文章の流れで迷っている方は参考にしてください。
見本例(営業編)
現職が営業職であるとして、次も営業職を志すと仮定した場合の自己PRの見本例を紹介します。
このように自己PRでは、あなたがどのような具体的にどのような取り組みをして、具体的にどのような成果を残したか、明確な数字で示すことが重要となります。
この見本例では、自発的に多くの人間を巻き込んで活動することが出来、その上で自分は成果の残すことが出来たというポイントもPR出来ています。
見本例(接客業編)
次は接客業で活躍した自己PRを紹介したいと思います。
結果から先に書くことで読み手に何を言いたいのかが分かるようにしています。
また、どれくらい売上が上がったかを数字を用いることで具体的なイメージもしやすく信憑性も出るようにしています。
まとめ
自己PRは目新しさやインパクトがないと書けないと思っている方が多いですが、それは大きな間違いです!
インパクトよりもその人がどう取り組んだのかが重要になってきます。
ハリィくん
たいち
また、書く内容が決まったら次は人事の方が見やすいように文章を構築したり数字を使ったりと相手の立場になって書くようにしていきましょう。
もし「自己PRは書いたけどこれで良いのか不安だ。」という方がいたら、リクルートエージェントなどの転職エージェントに登録してアドバイザーさんに添削してもらうことをオススメします。
アドバイザーさんに見せるのが恥ずかしいと思っても、この一歩が合否を決めるきっかけになるので、ぜひ見てもらってみてください。
自己PRをしっかり練って、受ける企業にどうやってアピールできるのかを考えてから面接に挑んでいきましょう!!