どうも、たいちです。
現在、転職を視野に入れているもしくは行動している方で、ブラック企業に転職してしまうのが怖いから中々行動に移せないという方も多いでしょう。
確かに現在の日本はブラック企業が多すぎて、多少の過酷な環境すら普通とみなされている傾向があります。しかしそれはおかしい!
そのため、ブラック企業じゃない会社に就職するには、事前に企業の情報収集やブラック企業の条件を知る必要があります。
今回は、誤った転職をしてしまわないようにブラック企業の定義や見分け方を学び、希望のある転職活動ができるようなお話をしたいと思います。
Contents
ブラック企業の定義とは?
ブラック企業というと、以下のようなことを思い浮かべるかと思います。
- 社員を大事にしない
- 残業が多くて辛い
- 離職率が高い
- セクハラ・パワハラ
- 社員が鬱になっている
確かにこんなことが頻繁に起こっている会社はブラック企業である可能性は極めて高いでしょう。
ハリィくん
たいち
しかし、厚生労働省のQ&Aコーナーには、ブラック企業の特徴は以下だと言われています。
厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。
引用元:https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/qa/roudousya/zenpan/q4.html
うーん、僕が前にいた会社がピタッと当てはまりますね。(笑)
ブラック企業の明確な定義はありませんが、こんな会社はブラック企業と間違いなく呼べるようですね。
こんな会社に転職はしたくないですよね?
ブラック企業の特徴と見分け方
ハリィくん
たいち
「いざ転職活動をしよう!」となったときに先ほど述べた定義だと、実際に入社して会社の内部を知ってみないと分からないですよね。
でも、入社してからブラック企業だと分かっても後の祭りです。
それでは、入社する前にブラック企業だと見分ける方法をご紹介したいと思います。
社員の入れ替わりが激しい
ブラック企業の見極め方は、まずは人の入れ替えが激しい会社っていうところですね。
まぁご察しの通り、退職する人が多くて常に求人を募集しているのでブラック企業である確率が高いです。
ハリィくん
たいち
企業研究の時点で、「ここはいい会社だなぁ。」と思っても実際に入れ替わりが激しい会社っていうのは退職している人がいます。つまり会社の中身を知っている人が実際に辞めているということなので内部側を知るとブラック企業であると言う事ですね。
企業研究をしていて転職サイトを見ているときに常に求人を募集している会社は危ないということです。
サービス残業が多い
次に、残業代を払わない会社と言うのはブラック企業です。というかこれだけでもブラック企業として成立します。違法ですから。
残業代というのは、残業したらもらえるのが労働者の権利で、サービス残業させる会社っていうのは本来支払うわれるべき賃金が支払われていないと言うことです。
これはどういうことかというと「社員を大切にしていない」、もしくは「会社の業績が著しく悪い」ということになります。
これってどちらに当てはまったとしても転職すべきではない会社なんですよね。
ハリィくん
たいち
残業代を払わないのが当たり前のようになっていると、自分1人の力ではどうしようもできないのでここにはもう入社するっていう考えを捨てた方がいいです。
余程やりたいことで「サービス残業しても苦痛じゃない」「自分のスキルのために働いているんだ」って思うんだったら問題ないかと思います。
ただやっぱり残業代っていうのは最初そう思ってもそのうち欲しくなるものなのでサービス残業が当たり前の会社は転職しない方が良いです。
離職率が高い
これは上で上げた社員の入れ替わりが激しいと似ているのですが、離職率が高い会社はもちろんブラック企業が可能性が高いです。
離職率が高いということは、会社が嫌だからやめると言うことで、会社の内部事情を知っている人が実際に起こしている事と言うことがあります。
つまり、求人がどんなにいいこと書いてあって募集要項や雰囲気がどんなに素晴らしくても実際の内部事情を知っている人が辞めているのであれば、そこはブラック企業である確率が非常に高いです。
ハリィくん
たいち
良い会社と言うのはほとんどの人が辞めないわけですし、実際離職率が0%と言う会社もたくさんあります。
離職率が高いっていうのは数字で出ている以上ブラック企業かもじゃなくてブラック企業である確率が高いので、余程受けたい会社でない限り、考えから外してしまっても良いでしょう。
残業時間が長い
次に残業時間が長い会社もブラック企業です。
上でサービス残業行っている会社ブラックだと話しました。しかし、残業代がいくら払われようが残業時間が長い会社はほとんどの人が耐えられずに止めていきます。
大体、残業時間が長くて残業代がすべて支払われるという会社は基本給がすごい安いので残業代ありきの会社が多いんですね。
なので残業代がもらえるからと言って必ずしもブラック企業じゃないと言う事は限りません。
実は私の前の会社の残業時間平均90時間でした。別に自慢したいとかそういうわけではなくて、正直100時間とか120時間とか150時間とかで働いてる人もいるので不幸自慢にもなりません。
ハリィくん
たいち
ただ、そんな人もいる中ですが僕にとっては90時間の残業はかなり過酷でした。
しかし給料は90時間残業して残業代がまぁ7割位はついているんですが、給料は多分年齢で言うと良くて中の下くらいでした。
何故かと言うと基本給が圧倒的に安かったからです。しかも昇給なんて毎年1,000円とかしか上がりませんでした。賞与も1ヵ月分辞める直前は1ヵ月分ももらっていませんでした。
僕の経験談の話になってしまいましたが、こういった会社もあるので残業代が支払われる会社は必ずしもブラック企業ではないということ、残業が長い会社は危険ということを認識しておいてください。
求人広告に精神論などが記載してある
次は求人募集の広告に「精神論」とか「アットホームな会社です」とか書いてある会社も危険の可能性が高いです。
というのも精神論とか言ってる時点で入社すると大体の会社はノルマが激しかったり残業時間が長かったりします。
求人広告でそういうことが書いてあって気になる企業がある場合は徹底的にリサーチすることをお勧めします。
ハリィくん
たいち
求人募集の欄には、「こういうスキルを求めています。」などスキルや資格で足切りしているような求人のほうが危険な会社の可能性は低いでしょう。
面接回数が少ない
面接会数が少ない会社と言うのも危険な会社である可能性が高いです。
ES(エントリーシート)が通ったら面接は1回のみという会社がありますが、それは名ばかりの面接ですので注意が必要ですね。
何故かと言うと、面接回数が少ない会社というのはすぐに人を欲しがっているということです。そういう会社は意外とすぐに内定を得ることができます。
理由は、人を使い捨てでルーティーンのように回しているので面接を軽くしてオッケーだったら採用。でも人が辞めちゃう。
退職やリストラと採用活動をぐるぐるぐるぐるずっと繰り返しているんですね。
ハリィくん
たいち
こういう面接回数が少ない会社は必ずしもブラックと言うわけでは無いんですが、そういう可能性が高いので徹底的な企業研究やリサーチをする必要があります。
採用の募集要項が甘い
採用の募集要項が甘い会社も危険です。
例えば、「年齢不問」「学歴不問」「未経験歓迎」「業務知識不要」などこういったことが書かれている会社はブラック企業である可能性が大です。
優良企業であれば、人が辞めないので募集する人に関しては会社側で選べるわけなんですね。
優秀な人が欲しい、だから「TOEICは何点以上」とか「〇〇(営業など)の経験が3年以上」とか、そういうふうに厳選して募集をかけます。これが優良企業のやり方です。
しかしブラック企業と言うのは常に人が欲しい状態であるので、募集に関して無理にハードルを上げて面接の人数を減らすとかそういうことをしないんです。
ハリィくん
たいち
なので、あまりに求人の募集要項のハードルが低すぎる会社と言うのは要注意です。
未経験者に対する研修が適当
未経験者の研修が適当だとか最初からOJTと言う会社も危険な可能性が高いです。
OJTと言うのは職場で実務をさせながら覚えるということです。大体が先輩から指示をもらったり、先輩が仕事をしているところを横から眺めて学ぶと言う形になるんですが、それをやっている会社というのは常に働いていないといけない環境だったり人に時間を割いて教えている余裕がないと言うことなんですね。
なので、研修に時間が取れないと言う事は会社は売り上げばかりに気をとられていて社員を大事にしないという可能性が高いです。
ハリィくん
たいち
未経験で募集しているのに研修の時間をとってくれないと言うのは、あまりに酷です。
これで未経験の人がわからないといってもなんで勉強しないんだとか、自分で考えろとか冷たく話されてしまう。
研修がOJTの会社は特に中小企業が多くて、必ずしもと言うわけではありませんが危険な可能性は高いです。
会社の教訓を暗記させる
会社の教訓を強制的に覚えさせるような会社は危険です。
会社には教訓と言うものがあります。それは、会社を良くするためにあるべきものではあるんですが、それを無理矢理社員に覚えさせようとして強制的に繰り返させたり連呼させたりする会社は危ないです。
ハリィくん
たいち
会社の教訓を覚えさせるとさせるために、テスト形式にして穴埋めにしてとかせたり、朝会とかで連呼させたり、悪い方をしてしまうと洗脳させられるんですね。
これは、「この教訓を守っていない自分が悪い」「この教訓を守らないとこの会社に入れなくなってしまう」と言うふうに思わせて社員を色に染めていくということです。
こういう会社はちょっと怖いですよね。
会社の教訓を無理矢理覚えさせるような会社はブラック企業である可能性が非常に高いです。
名ばかり管理職にさせられる
入社してすぐに管理職にする会社はブラック企業が多いです。
というのも、管理職にすれば残業代を払わなくて良いと考えている愚かな会社が多くて、たった5,000円とかそれくらいの管理職手当で社員をこき使う会社は存在します。
実際、管理職は残業代を払わなくて良いかというとそういうことではなくて、管理職には残業代は支払われるべきです。
ただ管理職には残業代を払わなくても良いという噂が広まってしまっているので、管理職にして残業代を払わないということが発生しているのです。
入社してすぐの社員を管理職につける会社はブラック企業です。これは断言できます。
ハリィくん
たいち
現に、私は以前の会社で「主任」と言う役職を与えてもらいました。入社して半年で・・・。
ただそれは、入社した人のほぼ全員が半年で主任という扱いになって主任手当がたった5,000円。それで定額制のように働かされていました。
管理職をすぐに与えられる会社は危険な会社が多いでしょう。
休日出勤や業務を持ち帰らせる
休日に業務を持ち帰らせる、もしくは研修と言って出勤させるような会社は危険な感じが多いです。
特に休日に研修をさせているのに社長は出勤しないなどがある会社は総じてブラック企業の可能性があります。
そして休日の研修を行っても社長は出勤していないと言う会社は社員のモチベーションを上げさせるのが下手なので、ブラック企業という以前にそういう会社には出来る限り執着しない方が良いでしょう。
最初のうちは我慢できたとしてもそれが我慢できなくなってストレスになってしまいます。
ハリィくん
たいち
業務を持ち帰らせるのも、それが頻繁に続くような会社は「プライベートも仕事にしろ。」と言っているようなものなので出来る限り転職の視野には入れない方が良いでしょう。
求人票の条件だけで転職をするのが危険な理由
求人票に良いことが記載してあっても、それが盛って書かれているようではこちらから分かることが出来ませんので、入社後のギャップにやられてしまう方も多いです。
上で話した内容を、企業側が正直に書いているわけもなく「残業平均80時間!」とか「入社後半年で主任になれます!」とか書かれたら絶対入社したくないですよね。(笑)
ハリィくん
たいち
そのため、求人票の内容や条件だけで転職をしないようにしてください。
じゃあどうするか、これから企業研究をするための方法を紹介したいと思いますので参考にしてください。
ブラック企業に転職しない方法
現在転職活動を行っている人、もしくはこれから転職活動を行う人は、できる限りブラック企業には就職したくないですよね。
そこでブラック企業に就職しないために様々な方法がありますので紹介したいと思います。それでは見ていきましょう。
転職クチコミサイトを利用する
転職する会社は、求人広告だけじゃよくわからないですよね。
ハリィくん
たいち
そんな会社を匿名で口コミが書いてあるので転職口コミサイトです。
会社に現在勤務している人から、退職した人までの生の声が聞けるので転職するひとには必須のツールとなっています。
転職会議
転職会議はその会社を点数で表していて、ぐるなびのように見ることができます。(笑)
また、会社の入社難易度や給与も詳しく書かれており、面接でどういうことが聞かれるかが経験者の生の声で書いてあるのでとても参考になります。
登録は無料で、自分が以前勤務していた会社や今の会社の口コミを投稿すれば39日間見放題なのでぜひ登録してみてください。
VORKERS
VORKERSも上の転職会議とよく似ていて、社員の満足度や給与など数値として見ることができます。
こちらも転職会議と合わせて登録しておくとさらに企業研究が進むでしょう。
転職エージェントに登録・相談する
転職エージェントに登録して、アドバイザーさんに相談するのが身近で簡単な方法です。
アドバイザーさんは求人広告に書いてあること以外も知っていますし、企業の情報知識も豊富です。
また相談する際には、多少わがままを言っても構わないので正直に上で話したブラック企業に当てはまりそうな譲れない部分は除外してもらうようにしましょう。
遠慮すると後悔する可能性もあるので、自分の気持ちは正直に言って企業の絞込をしてもらいましょう。
ブラック企業に就職したくないなら転職エージェントを活用
ブラック企業かそうでないかをを1人で考えるには中々な労力になりますし、自分の考えが正しいか不安になってしまいますよね。
もし「自分1人でやれる自信がない。」「正しいのか不安だ。」ということであれば転職エージェントに登録して、アドバイザーさんと相談しながら進めていくことをオススメします。
自分だけでは気付かない書き方の誤りや人事の方がどう受け止めるのかをアドバイザーさんが人事の方目線で的確にアドバイスをしてくれます。
また、1人ではダラダラ続けてしまう作業も転職アドバイザーさんから刺激をもらえれば早く終わらせることもできます。
ハリィくん
たいち
まずはリクルートエージェントに登録してみてください。
転職エージェントに登録すると一気に内定率と会社のランクが上がるのでめんどくさがらずに今すぐ登録しましょう。
まとめ
ブラック企業には誰だって就職したくないですよね。頑張って転職活動をしたのに、結局入ってみたらすぐ辞めてしまいまた転職活動をすることになってしまったなんて話はたくさんあります。
ハリィくん
たいち
もう一度ブラック企業の可能性がある内容をまとめてみましょう。
[box05 title=”ここにタイトルを入力”]- 社員の入れ替わりが激しい
- サービス残業が多い
- 離職率が高い
- 残業時間が長い
- 求人広告に精神論などが記載してある
- 面接回数が少ない
- 採用の募集要項が甘い
- 未経験者に対する研修が適当
- 会社の教訓を暗記させる
- 名ばかり管理職にさせられる
- 休日出勤や業務を持ち帰らせる
これらに当てはまる可能性がある会社は、企業研究をしっかりしたほうが良いですね。
そして企業研究のやり方はこちらです。
転職クチコミサイトを利用する
転職アドバイザーに相談する
企業研究のこちらに関してはどちらも行ったほうが良いですね。
どちらも無料なので、絶対に登録してください。登録するのが面倒くさいとなって登録しなければまた後悔してしまう可能性もあります。
ブラック企業の可能性を可能な限り減らして転職活動を妥協すること無くしっかり行っていきましょう。